金持ちはなぜ金持ちなのかの1つの仮説

金持ちはなぜ金持ちなのか?

その1つの仮説をたてることにする。

 

儲け時には長く働き、儲からない時は短く働く。

何を当然のことを、と読者の皆様は思うかもしれない。

それは当然である。

合理的にも、経済学的にも、人はそのように動くべきなのだ。

 

米カリフォルニア工科大学のコリン・カメレール教授が調査した結果はこれとは違っていた。

教授はニューヨークのタクシー運転手の働き方について調べた。

タクシーのお客は日によって多かったり少なかったりまちまちだ。

給料日、週末、天気が良い悪い、いろいろな状況があるからだ。

 

タクシーの運転手はお客が多い時に一番長く働いている、のが普通のはずである。

しかし、現実はお客が多い時ほど早く切り上げ、

お客が少ない時ほど長く働いていたのだ!

 

なぜ、こんな現象が起きたのだろうか?

 

それは彼らが自分たちの売り上げの基準値を設定していたからだ。

ある基準値に達すると、そこで仕事をやめてしまうのだ。

儲け時に長く働いた方が、長期的には得なのに、

サボりという短期的な利益をとる。

この愚かさが人間であり、人間とは不合理であり、

だからこそ気を付ける必要がある。

 

問題はこの基準値である。

この基準値が低ければ、その人は貧乏になる。

この基準値が高ければ、その人は金持ちになる――可能性がある。

 

少年よ大志を抱け!

 

というように、目標を高く持たなければ人はモチベーションを保てない。

基準値が低いと、結果もそこそこになってしまうのである。

 

こんな実験もある。

 

Aグループ、Bグループ、Cグループというグループ分けをする。

それぞれにある仕事をしてもらう。

このある仕事というのは少し面倒だが、努力すれば何とかできるものである。

Aグループは、できたら一日分の報酬をもらう。

Bグループは、できたら一週間分の報酬をもらう。

Cグループは、できたら一か月分の報酬をもらう。

 

どのグループが一番仕事を能率的にできただろうか?

 

Cグループと答える人が多いのではないだろうか?

 

実はBグループである。

次にAグループ、最後にCグループという順番だった。

人は報酬をもらうとモチベーションをあげて、仕事の能率をあげる。

しかし、それがあまりに多額だとマイナスになってしまうことがあるのだ。

 

Cグループはあまりの大金に仕事に集中できず、

この幸運に恐れすら抱いたという。

人はあまりに良いことがありすぎると、

悪いことが起きるのではと考えたりする。

これがこの実験から導き出された仮説である。

 

このことからいえることがある。

先ほどの基準値と同じように、

自分がもらえる金額の上限値を人は設けているのだ。

その上限値を超えると人は緊張や恐れを抱くようになる。

 

つまり、小さな報酬に慣れてしまう人間は、

いつまでも小さな報酬の中でしか実力を発揮できない。

逆に大きな報酬に慣れている人間は、

それが普通なので緊張や恐れを抱くことなく実力を発揮する。

 

お金持ちは理想が高く、大きなお金が動くことにもなれている。

お金持ちはお金持ちになるべき価値観をもっているといえる。

 

読者の皆様も、お金持ちになりたければ、

月収100万円など具体的な基準値を設けるべきだ。

そして、いつまでも貯金にまわさず、お金を大きく動かしてみるべきだ。

そうすれば、お金の動きにも慣れ、

お金持ちになるための価値観が築かれていくだろう。

 

もちろん、価値観だけあっても、お金持ちになれる訳ではない。

しかし、お金持ちになる為の一歩であると、私は思うのだ。

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