『代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険』(作者・大塚英志)の感想

代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険 (角川ホラー文庫)

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今回は文庫です。

代筆屋中川恭次郎の奇っ怪なる冒険(作者・大塚英志)

代筆専門の二流文士と眼科医のコンビが繰り広げる

明治文壇ミステリー(帯より)

登場人物はほぼ実存した人たち。血縁関係や友達関係もそのまま使っての

ホラーミステリーです。

物語の導入が、田山花袋の『少女病』の小説から引用されて

始まるというすごいもの。

(田山花袋って『布団』のイメージでちょっと残念なおじさんと思っていました。)

作者が民俗学者で柳田國男をかなり研究しているだけあって

あちらこちらに柳田の経歴や花袋との友情を散りばめ、

明治の雰囲気を醸し出しながら、ホラーに仕上げる技。

さすがです。

ホームズのリアルな部屋も登場し、いろんな意味でテンコ盛りな一冊。

黒鷺死体宅配便の

スピンオフ『松岡國男妖怪退治』を同時に読むと面白さ倍増です。

 

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